YOKOGAKI

横書き専用電子書籍アプリ

YOKOGAKI

横書き専用電子書籍アプリ

  • 自主制作
  • セルフアイデアソン

Overview

本作品は、自身の取り組みである「セルフアイデアソン」で制作した作品です。 近年では、電子書籍が普及し、スマートフォンなどから書籍を読むことが可能になりました。 しかし、通常横書きであるスマートフォンに、縦書きの書籍を表示することに若干の違和感を感じる時もあります。 本アプリでは、横書き専用電子書籍アプリを提案します。


※セルフアイデアソンとは、身の回りに潜む課題への改善アイデアや既存アプリの改善アイデアを「1日」でUIまで落とし込むという個人的な取り組みのことである。

制作日

2018.10 (実作業時間:5時間)

ツール

Sketch

制作者

村田 亘


スマートフォンと縦書き

スマートフォンで読書を可能にする電子書籍アプリ。本を持ち歩かずに済み、保管場所も必要なく、大変便利なアプリです。 ただ、縦書きを利用する日本の書籍は、電子書籍として少しばかり違和感を感じます。 例えば、画面遷移の方向です。 通常、スマートフォンでは、右方法への画面遷移は、「進む」を意味し、逆に左方向への画面遷移は、「戻る」を意味します。 横書き書籍の場合、この画面遷移と同様の感覚で読み進めることができます。 一方、縦書き書籍の場合、右から左へ読み進める形となり、横書きとは逆方向に進む形になります。 これは、スマートフォンの操作としては、自然ではありません。 そこで、本アプリでは、全て横書きで統一する方法を提案します。

縦スクロールの利用

本アプリでは、横書きの書籍アプリです。横書きにすることで、自然な画面遷移を実現します。 また、本アプリでは、電子書籍ではあまり見られない縦スクロールを取り入れています。 縦書きの場合、下方向へのスクロールを利用できないため、画面遷移回数が多くなってしまいますが、 横書きでスクロールを利用することで、不要な画面遷移を減らすことができます。


本アプリは、基本的に縦スクロールで読み進めてもらうようなインターフェースとなっています。 横方向のスクロールは、章が変わるタイミングなど、大きな区切りで使用します。 また、章はタブで表示されているため、現在の位置の把握もしやすく、タブでの章移動も簡単に行うことができます。

ライブラリ画面

ライブラリ画面では、現在「読んでいる本」や「あとで読む」、「最近読んでいない本」といった分類とカテゴリ別の分類など、 本の状態や種類をわかりやすく表示しています。 特に、「最近読んでいない本」は、「読み返す」という読書において自然な体験を促すために設置しています。

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