マネフォlight
拒否反応を起こさせない家計簿アプリ
Overview
本アプリは、「Cocoda! × Moneyforward Workshop」で制作した作品です。 ワークショップでは、「ホーム画面のリデザイン」というテーマで制作を行いました。 お金を取り扱うアプリということで、少し取っ付きずらい印象を与えてしまうという課題に対し、 シンプルな機能のみに限定して表示するホーム画面にリデザインしました。
制作日
2018.10 (実作業時間:14時間)
ツール
Sketch
制作者
村田 亘
ユーザーリサーチから課題を発見する
ワークショップでは、参加者に事前のユーザーリサーチを行うという宿題が出題されました。 5、6人のグループでユーザーリサーチ結果を共有し、 そこからユーザーの傾向や感情、課題感などを読み取り、課題を発見するという流れで制作を行いました。
ユーザーリサーチでは、上記の項目について調査を行いました。 普段からお金の管理をしている人もいれば、そうでない人もいたり、 年齢や役職に応じてお金との接し方やモチベーションが異なっていたりと普段知ることのできないリアルなユーザーの気持ちを知ることができました。
その中から、以下のようなユーザーをターゲットとし、課題である「抵抗」を無くしてあげられるようなUIを考えました。
30〜50代女性・主婦
普段はあまりお金の管理をしていない
お金の管理には興味があるが、家計簿など長続きしたことがなく、いつも挫折してしまう
口座連携とか少し怖くて手が出せない
ホーム画面
普段、あまり電子決済や口座連携などを利用しない人でも、利用しやすいようなシンプルな家計簿アプリを制作しました。 現在のマネーフォワードのアプリのような口座連携を前面に出したホーム画面ではなく、口座連携なしでも家計簿アプリとして自然に利用できるようにし、 拒否反応を与えないホーム画面にリデザインしました。
画面上部には、今月の利用金額と予算に対してどの程度利用したかを直感的にわかるような表現でデザインしています。 画面下部では、支払い履歴を表示します。 アイコンを使用することで、何にいくら使ったかを直感的にわかるようにしました。 また、アイコンは、テキストよりも柔らかい表現であるため、これも拒否反応を与えない工夫の一つです。
だたし、マネーフォワードは、口座連携などを利用した完全自動化を強みとしているサービスであるため、口座連携の導線少なからず用意する必要があると考えています。 前面に出すのではなく、アプリ内の機能をある程度使用し、使い慣れてきた頃に、口座連携の導線をホーム画面最下部やユーザー画面に表示することで、 口座連携するユーザーが増えるのではないかと考えています。