buddy
オンラインペア読書アプリ
Overview
ペア読書という読書法をご存知でしょうか? ペア読書は、二人で同じ本を読み、議論を交わすことで理解度を上げるという画期的な読書法です。 しかし、ペア読書は、ペアを見つけなければならない点と時間と場所を用意しなければならない点などいくつか難点があります。 それらの課題を解決すべく、「いつでもどこでも誰とでもペア読書」をコンセプトにオンラインペア読書アプリ「buddy」を制作しました。
制作日
2019.05 (制作期間:3日間)
ツール
Figma
Adobe Illustrator
制作者
村田 亘
ペア読書の課題
ペア読書は、二人で同じ本を読み、議論を交わすことで理解度を上げるという画期的な読書法です。 しかし、実際にペア読書を実現するためには、いくつか障壁があります。
・ペア読書をしてくれる人を探さなくてはいけない
・同じ本を読みたいと思っている人を探さなくてはいけない
・なかなか声を掛けづらい
・二人の都合の良い時間を確保しなくてはいけない
・場所を確保しなくてはいけない
・遠距離の人とはできない
どの課題も一つ一つは小さなものですが、それらが度重なるとなかなか実行に移すのは大変です。 これらの課題を解決するため、オンラインでペア読書ができるサービスを提案します。
いつでもどこでも誰とでも
オンラインペア読書「buddy」は、 ペア読書の一連の流れを一つのアプリ内でオンラインで全て完結することができるアプリです。 このアプリは、ペア読書をしたいと思っている人同士が集うアプリなので、気兼ねなくペア読書をすることができます。 このアプリでできることは、主に以下の3つです。
・ペア読書のパートナーを簡単に見つけられる
・ペア読書のスケジュール管理
・メッセージによるディスカッション
パートナーを探す
パートナーを探すには、「募集に応じる」と「募集をかける」の2つの方法があります。
まず、「募集に応じる」は、今公開されている募集から、自分に合った募集を見つけることでペアを作ります。 募集は、ホーム画面や検索などから探すことができます。 特に、ホーム画面に上がる募集は、自分が読みたい本として登録している本で募集を掛けている人や、 今話題の本を指定して募集を掛けている人などがピックアップされるため、ほとんどの場合でここからパートナーを探すことができます。
公開されている募集の中に自分が望む募集がない場合は、「募集をかける」ことでパートナーを募集することができます。 ペアの募集は、どの画面からでもFABから募集を即時に公開することができます。
パートナーとやりとりする
パートナーとは、アプリ内のメッセージでやりとりすることができます。 やりとりは、ペア読書実施日を打ち合わせからペア読書のディスカッションまで行います。 また、メッセージで日程が決定したら、カレンダーから日程を指定することで、正式にスクジュールに追加されます。
書籍の詳細を見る
募集などで自分の知らない本に巡り会う場合があるかと思います。 そういった際には、書籍詳細から書籍情報を確認することができます。 また、気になった書籍があった場合は、Amazonへ導線も備えているため、すぐに購入することができます。
今後の改善
buddyを制作する中で、以下のような新たな課題点も見えてきました。
・スマホでのタイピングに難あり
・メッセージだとリアクションが薄くなる
・メッセージのテンポ感
スマートフォン上で動くアプリであるため、タイピング面でメッセージベースでのディスカッションは大変かもしれません。 また、テキストだと直接の対話に比べてリアクションが取りづらく、単調なディスカッションになってしまう可能性が考えられます。 加えて、タイピング時間によるレスポンスのタイムラグを考慮すると、直接対話するのに比べてテンポが遅くなることが予想されます。 これらの課題を解決するさらなる改善として、ボイス入力やビデオ通話をディスカッション方法の一つとして考えています。
ボイス入力は、人間にとって自然な行動である発話を利用することで、直感的に入力を行うことができます。 これにより、タイピング問題が解決されるのではないかと考えています。
ビデオ通話は、上記にあげた課題を全て解決できるアイデアではありますが、初対面の人といきなりビデオ通話をするのは、抵抗ある人も多いと考えられます。 一つの手段として用意する方向で検討しています。