rapeco

日本に来る外国人観光客に快適な食事選びを提供するアプリ

rapeco

日本に来る外国人観光客に快適な食事選びを提供するアプリ

  • Hack U 法政大学
  • Happy Hacking 賞

Overview

本作品は、Yahoo! Japan主催のハッカソン「Hack U 法政大学 2018」で制作した作品です。 自ら設定した「外国人観光客が楽しめるもの」というテーマのもと、課題設定・制作・開発に取り組みました。 言語を必要としないインターフェースを使用することで、日本語を理解できないユーザーにも利用可能なアプリケーションとなっています。 今回は、Androidで動作するアプリを開発し、ディレクション・UIデザイン・プレゼンテーションを担当しました。

制作期間

2018.05 - 2019.08 (実作業時間:70時間)

ツール

Adobe XD

Adobe Illustrator

Adobe AfterEffects

チームメンバー

村田 亘(デザイン)

前原 理来(クライアント(Android))

齋藤 峻(サーバーサイド)


外国人観光客が楽しめるもの

異国の地でその土地の高質な「グルメ情報」を得ることは非常に困難です。 なぜなら、言語の壁があるから。 2020年には、東京オリンピックが開催され、多くの外国人観光客が日本に訪れます。 日本に来た外国人観光客が楽しみながら本当に美味しい日本食と出会えるアプリというコンセプトから「rapeco」を開発しました。

言語いらず

rapecoの最大の特徴は言語を必要としない点です。 某スワイプ系アプリUIを採用し、「行きたい」か「んー微妙」かの2択で、直感を信じて左右にスワイプすることで仕分けを行います。 その仕分けの判断要素は、見た目、評価、価格、距離に厳選し、言語を必要とする情報は全て排除しているため、言語を一切必要としません!

楽しむ体験

楽しむ機能として、「シェイク機能」と「マッチング機能」を備えています。


シェイク機能は、自発的にLIKEしたお店を探す機能です。 お腹が空いたら、端末をシェイクすることで過去にLIKE!!したお店の中から最寄りのお店を選んでくれます。 気分に合うものが出るまで何度もシェイク可能で、気分にあったお店が出たら、マップに従ってすぐ向かうことができます。 画面内ではなく、画面外でのリアルなアクションを交えることで没入感を感じさせることができます。

一方、マッチング機能は、思わぬ出会いを演出する機能です。 街中を歩いている際、近くにLIKEしたお店に接近すると、お店とマッチングすることができます。 技術的な実現方法は、ビーコンを使用します。 店舗にビーコンを設置してもらい、LIKEしたお店のビーコンの信号をキャッチすることで、マッチが成立します。 今回、ビーコンはRaspberry Piで実装を行いました。 ビーコンはネット環境に依存しないので、オフライン環境でもマッチができ、ネット環境の整わない外国人観光客にも楽しんでもらうことができます。 さらに、ビーコンは電源さえあれば動くため、設置コストもかなり低く、ユーザ側・お店側、双方にメリットがあります!

デザイン面

今回のハッカソンでは、Androidで実装を行ったため、マテリアルデザインを意識したデザインとなっています。 不要な画面遷移をなるべく減らし、最短でマップまで到達できる設計を心がけました。


アイコンには、日本を代表する料理である「おにぎり」を採用し、日本らしさを表現しています。 テーマカラーには、黄色(#FFD110)を採用し、本アプリのメイン機能である「仕分け」にちなみ、 黄色の持つ"判断力向上"という心理効果や、次から次へと仕分けしたくなる"好奇心旺盛さ"を黄色で表現しています。

OTHER WORKS